SARLIB:Society for Administration of Remuneration for Public Transmission by Libraries or Similar Facilities

SARLIB(サーリブ)とは
図書館等公衆送信補償金制度に対応して、補償金の徴収・分配を行う団体。改正著作権法第104条の10の2第1項の図書館等公衆送信補償金を受ける権利を行使する団体として、2022年11月に文化庁長官より指定を受けました。

理事長挨拶

 2021年に成立した「著作権法の一部を改正する法律」によって、一定の図書館等において図書館資料の一部分をメール等で送信することが可能とされ、その際に図書館等の設置者が権利者への補償金を支払うものとする図書館等公衆送信補償金制度が設けられました。
 この補償金制度の運用を図るため、一般社団法人図書館等補償金管理協会(略称=SARLIB)が、2022年に権利者団体および出版者団体14団体によって設立されました。
 2022年11月8日には、改正著作権法104条の10の2第1項に基づく、図書館等公衆送信補償金を受ける権利を行使する団体としてSARLIBが指定され、さらに2023年3月29日には、文化庁長官によって、図書館等公衆送信補償金の額が認可されました。
 SARLIBがこのように補償金の徴収を行う団体として指定されるためには、様々な館種の図書館団体とともに設立した関係者協議会の場で図書館現場の要望も十分お聞きし、実現可能な制度として構築していくための努力が必要でありました。
 同制度の対象となる著作物利用の範囲については、同協議会において合意されたガイドラインに基づき、権利者の利益を不当に害することなく、適切な補償金の分配が行われると同時に、図書館利用者の便宜にも配慮したものを目指しています。
 新しい制度であり、今後利用が拡大していく中で、改善すべき点も出てくるかと存じます。SARLIBとしては、そのような各方面の関係者の声を真摯に受け止め、よりよい制度運用を目指してまいりますので、今後ともご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。

一般社団法人 図書館等公衆送信補償金管理協会
理事長  上野達弘

組織概要
名 称一般社団法人図書館等公衆送信補償金管理協会
英語名称Society for Administration of Remuneration for Public Transmission by Libraries or Similar Facilities
略 称SARLIB(サーリブ)
役員一覧

■役員一覧

代表理事   上野 達弘 (早稲田大学法学学術院・教授)
理事村瀬 拓男 (日本書籍出版協会・図書館権利制限対策PT座長、弁護士)
平井 彰司 (日本文藝家協会・事務局長)
新井 宏  (日本雑誌協会・著作権委員会副委員長)
涌井 陽一 (日本美術著作権連合・理事)
監事宇佐美 和男(日本音楽著作権協会・常任理事)

■社員一覧(14団体 ※2023年5月時点)
新聞著作権管理協会、学術著作権協会、日本音楽著作権協会、日本文藝家協会、日本漫画家協会、日本美術著作権連合、日本写真著作権協会、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、自然科学書協会、出版梓会、デジタル出版者連盟、日本医書出版協会、日本楽譜出版協会

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